最近では、オフィスや外出時にステンレスボトルを使用する人が増えています。ステンレスボトルには、背の高いタイプ、口が狭いタイプ、ワンタッチ式のフタや、ミニサイズなど、様々な種類や形状がありますが、みなさんは使用後にしっかり洗えていますか?正しく洗えていないと、汚れやニオイの原因になるだけではなく、ボトル自体も劣化してしまいます。お気に入りのステンレスボトルを清潔に長く使うために、ここではステンレスボトルの正しい洗い方や、洗う際の注意点などをご紹介します。
基本の洗い方
まずはステンレスボトルの基本の洗い方をご紹介します。使用後はすぐに洗うことで、長く清潔に使い続けることができます。様々な形状のステンレスボトルに共通する洗い方なので、基本的なお手入れの仕方を身につけておきましょう。
用意するもの
食器用中性洗剤
台所で活躍している食器用の中性洗剤。中性洗剤はある程度の洗浄力がありながら、比較的肌への刺激も弱いので、日々のボトル洗いに最適です。アルカリ性や、酸性の洗剤はステンレスを痛める場合があるので使用しないようにしましょう。
食器用スポンジ(柄の長いタイプ)
ボトルのサイズに合った食器用のスポンジを用意してください。背の高いボトルにも使えるので柄の長いタイプがおすすめです。固いスポンジで洗うと、ステンレスを傷つける原因になるので注意してください。柄の長いスポンジがない場合は、食器用スポンジを輪ゴム等で、菜箸などに取り付けたものを使用しても良いでしょう。
ぬるま湯
中性洗剤を溶かす際に使います。
洗い方
1.パッキンなどの部品を取り外す
パッキン部分など、溝のある部品は汚れが溜まりやすいので、取り外し可能な場合は全て外しておきましょう。
2.中性洗剤で洗う前に水で軽く予洗いをする
ボトルだけでなく取り外した部品も、全て別々に水で洗い流します。
3.中性洗剤をつけたスポンジでボトルの中を洗う
柄の長いスポンジで、底や側面など、内部をしっかり洗います。
4.部品を個別に洗う
柔らかい食器用スポンジで取り外した部品を丁寧に洗います。研磨剤入りのスポンジ面でゴシゴシ洗うと、傷がつき、サビの原因となりますので注意してください。
5.水で洗い流し、しっかり乾燥させる
洗い終わったら水を切り、清潔な布巾等で外側を拭き、逆さまにした状態でよく乾かします。部品のフタやパッキンも同様に水気を拭きとってからしっかり乾燥させます。
以上がステンレスボトルの基本の洗い方です。
汚れ別の効果的な洗い方
毎日正しいお手入れをしていても、お茶やコーヒーなどの色の濃い飲み物を入れていると、茶渋や汚れが蓄積されてしまうことがあります。ここでは、そんな時に役立つ汚れ別の効果的な洗い方をご紹介します。毎日のお手入れのほか、1週間に1回ほどの頻度でしっかりとしたメンテナンスを行うことがステンレスボトルを長持ちさせる秘訣です。
カルシウムによるザラつき
ステンレスボトルの内部にざらつきを感じたことはありませんか?これは水に含まれるミネラル成分(カルシウムや鉄分、マグネシウムなど)が原因です。カルシウムがこびりついて、なかなか取れない場合はクエン酸が効果的です。
- 40~50℃程度のお湯を本体、またはつけ置き用の容器に入れる
- お湯に対して、10%ほどのクエン酸を入れる(お湯1Lに対して100ml程度)
- 蓋をせずに3時間ほどつけ置きをする
- 水でしっかり洗い流す
- 外側の水気を清潔な布巾で拭きとり、よく乾燥させる
赤い汚れ・赤サビ
まれに赤いサビなどの汚れが付着する場合があります。赤い汚れにはお酢が効果的です。
- 40~50℃程度のお湯を本体、またはつけ置き用の容器に入れる
- お湯に対して、10%ほどのお酢を入れる(お湯1Lに対して100ml程度)
- 蓋をせずに1時間ほどつけ置きをする
- 水でしっかり洗い流す
- 外側の水気を清潔な布巾で拭きとり、よく乾燥させる
茶渋やカビ
頑固な茶渋には酸素系漂白剤または重曹を使用します。パッキンなどの部品も、容器やボウルを使って同様につけ置きすると細かい隙間に入り込んだ汚れも綺麗に落とすことができます。
- 40~50℃程度のお湯を本体、またはつけ置き用の容器に入れる
- スプーン1杯分の酸素系漂白剤(または重曹)を入れる
- 蓋をせずに30分~1時間程度つけ置きをする
- 水でしっかり洗い流す
- 外側の水気を清潔な布巾で拭きとり、よく乾燥させる
※重曹をそのままスポンジに付けて洗うと、ステンレスに傷をつける可能性があるので、必ずつけ置き用として使用してください。
なかなか落ちない頑固な汚れ
スポンジ洗いではなかなか落ちない頑固な汚れは、市販で売られているステンレスボトル洗浄剤を使うのがおすすめです。スーパーやホームセンターなどで比較的安価に手に入るので、週1回のメンテナンスとして使用すると効果的です。
蓋は必ず外したままつけ置きすること
内部からの圧がかかってしまい破損の原因や蓋が飛ぶ危険性があるので、必ず蓋は外してつけ置きするように注意してください。
洗った後はしっかりと水気を取る
乾燥させる際に水滴が残ったままだと、サビや水垢、水滴の跡残りなどの原因になりますので、しっかりと拭きとって乾燥させてください。
洗う際の注意点⚠
ステンレスボトルは傷をつけてしまうと、そこからサビが発生したり、雑菌が繁殖したり、劣化に繋がったりします。使用時だけでなく、洗う際にも傷をつけないように注意しましょう。
NG① 研磨剤面でごしごし洗う
スポンジの研磨剤面でごしごし洗ってしまうと、ステンレス製であっても細かい傷がついてしまいます。そこからサビが発生したり、カビが生えたり、汚れの原因になるので必ず柔らかい面で洗いましょう。
NG② 金たわし
研磨剤面と同様に、金たわしはステンレスに傷をつける可能性があります。細かい傷に汚れが溜まり、雑菌が繁殖してしまう場合もあるので、十分に注意してください。また、汚れだけでなく、繰り返し金たわしで洗うことで金属が溶け出してしまう恐れもあります。
NG③ メラミンスポンジ
メラミンスポンジは洗剤を使わず、水で濡らすだけで使用できる研磨剤入りのスポンジです。茶渋などの汚れを落とすのに向いていますが、金たわし同様に、目に見えない傷をつける原因となるので使用しないのが無難でしょう。
NG④ 塩素系漂白剤
ステンレスボトルなどの金属素材に塩素系の漂白剤を使用すると、サビの原因になります。汚れが気になり、どうしても漂白剤を使いたい場合は必ず『酸素系漂白剤』を使用しましょう。
NG⑤ 食器乾燥機に入れる
食器乾燥機は内部が高温になるため、ステンレスボトルが熱で歪んでしまう可能性があります。破損の原因に繋がりますので、乾燥機には入れずに、布巾で拭くなどして乾燥させてください。しかし、最近では食洗器対応のステンレスボトルも発売されているので、使用前にしっかり確認しておきましょう。
ノベルティにも最適
近年ではノベルティや粗品で、ステンレスボトルを使用することが定番になってきました。ここではノベルティで使えるおすすめのステンレスボトルをいくつかご紹介します。
まとめ
ステンレスボトルの正しい洗い方や注意点について解説していきましたが、みなさんはしっかり洗えていましたか?毎日使うものだからこそ清潔に長く使いたいですよね。日々正しくメンテナンスを行うことで、お気に入りのステンレスボトルを長く清潔に使うことができます。使用したら放置せず、その日のうちに洗うように心がけましょう。
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