外出時の防寒具として定番なのはコート、マフラー、そして手袋になるのではないでしょうか。でも手袋をしたままだとスマートフォンが操作できない!そんな経験のある方はすでにお持ちだと思われるのが「スマートフォン対応の手袋」。もう冬の定番アイテムとしてお店で見かけることも多く、販促品としても貰えると嬉しい実用的なシーズンアイテムとして活用する機会も多いのではないでしょうか。でもこのスマホ対応手袋、操作の反応が鈍くなってしまうこともあるんです。今回はそんな時に知っておくと困らない、反応を元に戻す豆知識をご紹介いたします。
目次
なぜ手袋をしているのにスマホ操作できるの?
そもそもなぜ手袋をしたままスマートフォンが操作できるのか、の仕組みをご説明するためにスマートフォンで使われているタッチパネルの仕組みをご説明いたします。
タッチパネルの仕組みをご説明
タッチパネルという技術の方式は大きく5種類あるのですが、その内スマートフォンに採用されているのは「静電容量方式・投影型」といいます。画面に微弱な静電気の層があり、指で触れるとその静電気が指に流れるので、それを感知して触れている位置を読み取る仕組みとなっています。普通の手袋だとスマートフォンが反応しないのは、電気が流れない材質だからなのです。
スマホ対応手袋の仕組みとは
電気を通す材質であればタッチパネルが操作できる、ということでスマホ対応手袋の指先には実は電気を通しやすい糸「導電糸」という素材が使われています。多くのスマホ対応手袋で指先の色が切り替わっているデザインなのはこの導電糸を使っているためなのです。導電糸によって指先とタッチパネルとの間に電気が流れるのを邪魔することなく、手袋をしたままスマートフォンを操作することが可能となります。
ちなみに余談ですが、この導電糸には金属素材が使われているため、金属アレルギーをお持ちの方は注意が必要です。ご購入の際にはもちろんですが、販促品として使用する場合にもこのデメリットは知っておいたほうが良いと思います。
反応しなくなってしまう原因は?
さてそんな便利なスマホ対応手袋を使っていても、スマートフォンの反応が鈍くなってしまうケースがあります。そんな時の原因を探るポイントを挙げていきたいと思います。
①導電糸の劣化
まず考えられるのが、先ほどご紹介いたしました電気を通すための導電糸の劣化です。使用を重ねるうちに繊維が劣化してしまうこともありますし、もしかしたら洗濯の仕方に問題があったのかもしれません。もちろん導電糸の部分が汚れてしまっても反応が鈍くなってしまうのですが、スマホ対応手袋は洗う際に注意点があるのです。スマホ対応手袋の洗い方については追ってご説明したいと思います。
②指先の汚れ
スマホ対応手袋は新しくても反応が鈍い場合は、そもそも指先に汚れがないか、濡れていないかも確認してみてください。素手では反応していても、導電糸を通してだとどうしても電気が微弱になるため反応が鈍くなる場合が考えられます。ハンカチなどで指先をきれいにしてからもう一度試してみましょう。
③サイズが合っていない
こちらも意外と多いのが手袋のサイズ感が合っていないケースです。大抵のスマホ対応手袋は親指・人差し指・中指の指先に導電糸が縫い付けられている場合が多く、手のサイズよりも大き目の手袋ですと、指と導電糸が密着させることができず反応しないことがあります。また小さすぎる場合も導電糸が伸びきってしまい、これもまた反応が鈍くなる原因につながります。
反応を元に戻したい時は?
それでは反応が鈍くなってしまったスマホ対応手袋はあきらめるしかないのでしょうか。一番簡単なのは新しいものに替えることなのですが、せっかくのお気に入りなのに…とい方もいらっしゃると思います。ですので、ここではスマホ対応手袋の反応を戻す方法をご紹介いたします。
これなら確実!導電糸を縫い付ける
大手ECモールなどで検索すると分かるのですが、実は導電糸は販売されています。導電糸が劣化しているのなら導電糸を新しく縫い付ければいい、という単純な解決方法なのですが、一番確実な方法になります。またスマホ対応手袋の導電糸がついている位置と、日ごろ慣れている指先の触れる位置とがズレているため少々使いづらく思っていた方にも、自分で導電糸を縫い付ければ使い勝手の良いスマホ対応手袋として生まれ変わらせることもできます。
その他の応急処置として
裁縫がちょっと苦手なので、導電糸の縫い付けは…という方もいらっしゃると思います。導電糸の縫製よりは応急処置としての方法とはなるのですが、手袋の指先に数滴垂らすだけでスマートフォンを操作できるようになる商品や、手袋の上から被せるとこれもスマホ対応に早変わりする指サック型の商品なども探せばありますので、ぜひお試しいただければと思います。
スマホ対応手袋は洗ってもよい?
最後にスマホ対応手袋の反応が鈍くなってしまう原因の一つとして、洗い方の間違いによるものがありますのでご紹介させていただきます。
中性洗剤による手洗いならOK
原則として、スマホ対応手袋は「中性洗剤を使用しての手洗い」となります。洗濯機での漂白剤や柔軟剤の使用、また乾燥機の使用も導電糸の劣化を早めてしまう原因となってしまいます。洗い方に注意をして扱えば、スマホ対応手袋は長持ちしします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。寒い冬の屋外であろうとスマートフォンを使う機会は多くなっていますよね。そんな真冬に手袋を外して操作するのは避けたいものです。そんな時に持っていると大変役立つスマホ対応手袋は、機能性のある実用的なシーズン商品であり、ファッションアイテムでもある、販促品としても喜ばれる確度の非常に高いアイテムだと思います。販促品提案の際にもこの反応を元に戻す方法を豆知識として添えるだけでだいぶ好印象になるのではないでしょうか。ぜひお試しください。
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