PSEマークが無いと危険?そもそもPSEとは?|ノベルティ提案で差がつく「PSE(電気用品安全法)」を分かりやすくご説明します

電気製品に表示されている「PSEマーク」。目にしたことはあっても、どんな意味で表示されているかは知らない…といった方が多いのではないでしょうか。「PSEマーク」は電気製品を安全に使用する上で、非常に大事な意味を持つマークになります。今回はそんな「PSEマーク」について、詳しくご紹介させていただきます。

電気用品安全法・PSEマークとは

電気用品安全法とは

テレビ、照明器具、スマートフォンなど、生活の中には電気を利用した製品であふれています。そんな電気で動作している製品は「電気用品」と区分され、経済産業省が管理をしている「電気用品安全法(PSE)」という法律により規制されています。

電気用品は生活を豊かにしてくれるものではありますが、品質に問題が発生したり、誤った使い方をすると、火事、火傷、感電などの危険な事故に繋がる可能性もあります。そういった危険な事故を防止するという目的で、政府が規制をかけているものが「電気用品安全法(PSE)」です。

参考:経済産業省|電気用品安全法

PSEマークとは

PSEマークとは、電気用品安全法に基づいて、安全基準を満たしていることを示すマークのことです。メーカー側が基準に適合しているか安全の確認を行い、届け出をすることで表示ができます。現在PSEマークの表示対象となる電気用品は457品目指定されています。

PSEマークの表示が無いとどうなる?

PSEマークの表示が義務づけられている電気用品において、PSEマークの表示がない製品は製造、輸入、販売全て禁止されています。違反した場合はメーカー、販売店ともに処罰の対象となります。

罰則は、100万円以下の罰金又は1年以下の懲役、販売停止処分、市場回収命令、また大企業による悪質な違反などでは、最高1億円の罰金が科せられる場合もあります。

2019年より義務化されたモバイルバッテリー

以前はPSEの対象外とされていたモバイルバッテリーですが、2019年2月1日以降よりPSE法の規制対象品となりました。現在ではPSEマークの表示がされてないものは 製造、輸入、販売が禁止されております。

なぜモバイルバッテリーは規制された?

モバイルバッテリーがPSEの対象製品とされた理由は、リチウムイオン電池を搭載した製品から火災などの危険な事故が多発したためです。消防庁が公表した報告によると「通常使用」の中で発火に繋がる事故が発生したケースが多かったため、モバイルバッテリーも規制される運びになったようです。

またモバイルバッテリーはPCやスマートフォンと比べると単純な構造なので、安全性に欠ける製品を販売する製造業者も多くなってきため、事故を防止するためにも安全を保証するPSEが作られたと言えるでしょう。

2種類のPSEマーク「丸形」と「ひし型」

身近な電気用品のPSEマークの表示をよくよく見ると、「ひし形」の枠と「丸形」の枠といった2種類のPSEマークが存在していることが分かります。丸形のPSEマークは「特定電気用品以外の電気用品」、ひし形のPSEマークは「特定電気用品」を対象としています。基本的には電気用品ごとに区分けされているものなので、どちらの方が良い、どちらの方が悪いというものではありません。

それではこの2つのPSEマークの違いを詳しくご紹介いたします。

ひし形 ~特定電気用品~

ひし形のPSEマークは「特定電気用品」に分類されます。電気用品の中でも、特に安全上規制が必要なものとして重視する116品目が指定されています。

ひし形PSEマークの対象製品

ひし形PSEマークの対象製品には、PCやスマートフォンに電気を供給するACアダプター、コンセントプラグ、電源タップなど様々なものが含まれています。基本的には天井、壁にある100から200Vのコンセントに直接繋がっていて、かつ危険度が高いものが対象とされています。

丸形 ~特定電気用品以外の電気用品~

丸形のPSEマークは「特定電気用品以外の電気用品」に分類されます。ひし形の「特定電気用品」ほどではないですが、事故につながる危険性のあるものは「特定電気用品以外の電気用品」とされ、電気用品341品目が指定されています。

丸形PSEマークの対象製品

丸形PSEマークの対象製品は、一般的な家庭で使用されているものがほとんどで、冷蔵庫、電子レンジ、テレビなどが含まれています。先述した2019年2月1日より新たに追加された、モバイルバッテリーも丸形のPSEマークの中に含まれています。

PSEマークの表示は自主検査?

PSEマークは電気用品によりひし形と丸形は分類されますが、メーカーの対応もそれぞれ違ってきます。

  • ひし形PSE…政府に認定された登録検査機関による認証が必須
  • 丸型PSE…第三者機関による認証は任意。自主検査か、もしくは外部の検査機関で検査を受け、結果を保管する。

簡単に言うと丸型のPSEマークはひし形のPSEマークに比べ検査の基準が低く、検査項目もメーカーによって違いがあります。

PSEは「取得」するものではない

PSEに準じて適合していることを、「PSEを取得している」と表していることがあります。ですが先述した通り、丸型のPSEは自主検査となるので「 許可」を得たり「取得」するものではありません。正しくはPSEに対応している、適合しているという意味になります。

PSEマークがあれば安心とは限らない?注意すべき点は

PSEマークの表示は、あくまで事業者が消費者へ向けた「自己申告」です。ひし形のPSEマークは第三者機関による認証、丸形のPSEマークの認証は任意となります。

PSEマークはシールを貼るだけで表示ができてしまうので、輸入業者や製造業者が適正な検査をせずに表記してる場合もあるかもしれません。そのような誤った表記は、PSEマークと電気用品安全法の内容をきちんと理解できていないことを自ら晒しているようなものです。消費者でPSEマークについて詳しい人は多くはいませんが、特に海外製品でネットで購入する際はきちんと適合品かどうか確認するようにしましょう。

信頼しているメーカー、もしくはきちんとPSEについて言及しているところを選ぶのもいいでしょう。安さが魅力で購入して「失敗してしまった」「事故が起きてしまった」などということにはならないよう充分注意が必要です。

販促業界で人気が高いモバイルバッテリー

当サイトを運営し販促品・ノベルティの専門メーカーである株式会社丸辰では、安全性を確認した上でPSEマークを表示しているモバイルバッテリーの商品を取り扱っております。ぜひご参考にしてみてください。

さいごに

いかがでしたでしょうか?日常において電気用品は便利で欠かせないものですが、その反面危険な要素もあります。消費者にとってPSEマークとは、安全性を確認する重要な目安となるでしょう。そんなPSEマークの正しい知識を持つことは販促活動にもきっとお役立ちできると思います。ぜひ、ご参考にしてみてください。

 

 

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