災害時に適切なモバイルバッテリーの選び方。容量はどのくらい?他の充電手段とは

災害時に役立つモバイルバッテリー

近年では地震や豪雨、さまざまな自然災害が増加しています。予測できないからこそ、日頃から災害対策をしておくことはとても大切なことです。販促業界でも防災商品を求められることは多く、需要の高さを感じます。

ここでは普段から災害時まで使えるモバイルバッテリーについてご紹介します。災害時には家族への連絡や情報収集など、スマートフォンを使う場面が多くあります。また回線が切れている状況だったとしても、スマートフォンをライトとして活用することもあるでしょう。しかし、災害時には通常のようにスマートフォンを充電できるとは限りません。そんな万が一のことを考慮し、備えておくべきモバイルバッテリーの容量の見方や選び方、そしてモバイルバッテリー以外でも利用できる充電方法を解説いたします。

モバイルバッテリーの容量

容量の基準となるmAh(ミリアンペアアワー)とは

まずは容量の基準となる「mAh(ミリアンペアアワー)」について解説します。

バッテリーの容量は「mAh」という単位で示されます。スマートフォンの内臓バッテリーはおおよそ3,000~4,000mAhが主流となっていますが、コンパクトなスマートフォンだと3,000mAh以下であったり、多いものだと4,000mAhから10,000mAh以上だったりと容量の大きさは幅が広いです。機種で見てもさまざまな容量のバッテリーが搭載されています。

機種で見るバッテリーの容量

●iPhone 12:2,815mAh
●Galaxy S21 5G:4,000mAh
●Xperia 10 III:4,500mAh
●Redmi 9T:6,000mAh

モバイルバッテリーも同じく「mAh」で容量が示されます。その数値を基準に、自分の持っているスマートフォンに合うモバイルバッテリーを選ぶことになります。ただ注意しておきたい点が、その容量全てがスマートフォンを充電するための数字ではないということです。充電時に必要なエネルギーが生じるので、実際に充電できる容量は数字より概ね「6割程度」と少なめに見ておくといいでしょう。

災害時には大容量が適している

災害時の環境によっては、モバイルバッテリーを充電することが難しいケースも考えられます。そういったことを踏まえると、災害時は大容量のモバイルバッテリーが望ましいです。目安の容量としては20,000mAh以上。例えばスマートフォンの容量が3,000mAhの場合、モバイルバッテリーの容量が20,000mAhなら、約4回充電できる計算になります。自分のスマートフォンの容量に対して、十分に充電できる大容量のモバイルバッテリーがあると心強いでしょう。

容量以外も重要!モバイルバッテリーの選び方

常備するなら軽量薄型サイズ

前述したとおり災害時には大容量のモバイルバッテリーがおすすめですが、大容量のモバイルバッテリーの製品はサイズが大きく、重さもあります。スマートフォンの使用が少ない人は普段からモバイルバッテリーを使う必要がないので、「重いから持ち歩きたくない」と思う方もいらっしゃるかもしれません。そのような方は5,000mAh程度でも構わないので、軽量薄型のモバイルバッテリーを選ぶとよいでしょう。持ち運びしやすいサイズや、軽量のものを普段からカバンなどに入れておくことで、出先での緊急時にも最低限の連絡は取ることができます。

急速充電ができるモバイルバッテリー

充電ケーブルには素早く充電できる急速充電の規格がいくつか存在しています。しかし利用するにはモバイルバッテリーと、スマートフォンの両方が同様の規格に対応しているという条件が必要です。「Quick Charge(QC)」や「USB PD(Power Delivery)」などがありますので、自分が持っている機器に対応しているのか確認しておきましょう。

避難所などでモバイルバッテリーを充電するとき、人が混雑している、または時間がかかってしまったりと十分に充電ができないケースも考えられます。災害時に素早く充電できることは利点となるでしょう。

同時充電が可能!充電ポートの数をチェック

大容量モバイルバッテリーは複数の充電ポートを搭載しているものが多く、複数端末への同時充電が可能です。ただし、自分が使っている端末に対応しているものを備えておかないと、充電ケーブルが差し込めず使えないという事態になるので注意しましょう。

スマートフォンのみではなく、タブレットやノートPCなど、自分が使う機器の数に近いポート数があるモバイルバッテリーを選ぶといいでしょう。

Qi対応のワイヤレス充電

Qi(チー)とはワイヤレス給電の国際標準規格になります。Qi対応のモバイルバッテリーであれば、ケーブルを接続しなくてもスマートフォンを置くだけで充電できます。ケーブルを使わないので荷物を減らすことができ、持ち運びにも便利です。注意点としてはスマートフォンもQi規格に対応していることが条件になるので、事前に確認しておきましょう。

安全性のあるモバイルバッテリー

モバイルバッテリーは発火事故などの恐れもありますので、トラブルを防ぐためにも安全性のあるモバイルバッテリーを選ぶといいでしょう。

安全性のあるモバイルバッテリーの一つの目安として「PSEマーク」が表示されているか確認しましょう。「PSEマーク」とは電気用品安全法(PSE法)をクリアしていることで表示ができます。電気用品安全法は、電気製品による事故の防止を目的とした法律です。モバイルバッテリーは電気用品安全法の規制対象で、基準を満たしている製品には「PSEマーク」を示すことが義務付けられています。2019年2月より「PSEマーク」のない製品は製造・輸入および販売が禁止されているため、マークの有無はしっかりチェックしておきましょう。

またPSEマークが表示されていても完全に安全というわけではありません。発熱・ショート・過電流・過電圧などのトラブルに繋がる場合もあります。そういったトラブルを回避するために、安全機能が搭載されているモデルもあります。モバイルバッテリーを購入する際は安全機能があるかどうかもチェックしてみてください。

モバイルバッテリーの保管方法

定期的に充電しよう

モバイルバッテリーは使わなくても自然放電が起きます。日頃の使用する頻度にもよりますが、三ヶ月〜半年に一回程度は残量の確認をしましょう。リチウムイオン電池は使い切った状態で放置しておくと充電ができなくなるので、バッテリーの残量を定期的に確認するようにしてください。

充電ケーブルは複数持っていると安心!

モバイルバッテリーを持っていてもケーブルがないと意味がありません。日常使いの充電ケーブルはもちろん、予備として充電ケーブルを2本以上持っておくといいでしょう。複数のスマートフォンを充電することもできますし、断線して使えなくなってしまった場合でも安心できます。

高温や水を避ける

モバイルバッテリーに内蔵されているリチウムイオン電池は熱に弱いです。直射日光が当たる場所や夏場の車内など、高温になる場所での保管は避けてください。また、端子などから水が内部に入ってしまうとショートする恐れがあります。発火につながることもあるので取り扱いには注意しましょう。

衝撃や圧力を与えない

モバイルバッテリーは衝撃や圧力にも弱いです。落下などによる強い衝撃を与えたり、重い物を上に乗せるなどの圧力をかけてしまうことは、損傷する原因になります。精密機械なので丁寧に扱うようにしましょう。

そのほかの充電方法とは

大容量ポータブル電源

ポータブル電源とは簡単に言えばモバイルバッテリーの大容量版です。そしてAC出力があり、高出力といった特徴があります。そのためモバイルバッテリーでは使えないパソコンや扇風機などといった家電にも使えるので、災害時にあると便利な製品です。選び方の基準としては、「100vのAC出力が備わっているか」や「防水性や耐久性は高いか」などがあります。災害対策としてだけではなく、キャンプやアウトドアなどでも活躍する製品です。

乾電池式の充電器

乾電池式の充電器は、乾電池さえあれば繰り返し充電ができるアイテムです。モバイルバッテリーの場合、災害時の避難所などの環境により、充電ができずに電池が切れてしまうことも考えられます。その点乾電池式の充電器は、乾電池がある限り充電することが可能です。バッテリーとして使用するには能力的に劣りますが、万が一のために持っておくと安心できます。懐中電灯やラジオ、別の非常用アイテムにも乾電池を使うことが考えられるので、乾電池は余裕をもって準備しておくことをおすすめします。

小型の電源タップ

災害時の避難所などではたくさんの人が訪れるため、充電をしたい人が集中してしまうこともあります。そんなときに小型の電源タップがあれば、ひとつのコンセントから複数人で一気にシェアすることができるので、時間の短縮につながります。災害対策として持っておくと役立つアイテムとなるでしょう。

手回し式の充電器

ハンドルを回すことで電気を発生させる充電器です。どんな環境でも充電ができる点はメリットになりますが、ハンドルを回す労力はかなり必要とされ、時間もかかります。なのでソーラー付きや乾電池が使えるといった別の機能も併用しているタイプがおすすめです。

ソーラーパネル

ソーラーパネルも万が一のための充電ツールとなるでしょう。災害が長期化してしまい、電源の確保が厳しい場合を考えると持っておいて損はないですが、天気の影響を受けてしまう点は不便かもしれません。

シガーソケット

車のシガーソケットから充電することもひとつの選択肢です。災害時に車を動かせる状態か分かりませんが、日頃から車をよく使用する方なら、万が一の時に役立つかもしれません。車内でスマートフォンの充電ができるように用意しておきましょう。

販促で人気のモバイルバッテリーと充電機器

日常から災害時まで活用シーンが幅広いモバイルバッテリー。生活の中で需要が高い商品だからこそ、販促品としても人気のある商品です。ここでは販促イベント等に人気のモバイルバッテリー、また充電機器の商品を合わせてご紹介します。ぜひご参考にしてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。予測できない災害対策だからこそ、モバイルバッテリーの用意は習慣化させていきたいですよね。そんな普段は使わないけれどいざという時に必要だ、というのは販促品・ノベルティとしてもらう機会があれば大変喜ばれるアイテムだと思いませんか?また装飾のない平らな面が大きいモバイルバッテリーは、企業ロゴなどを入れる名入れアイテムとしても重宝します。実用性はトップクラスのモバイルバッテリー、ぜひ皆様の販促活動にお役立てください。

 

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