寒い冬をこえて待ち遠しい春のポカポカ陽気ですが、花粉症の方にとっては残念ながら嬉しいだけではないこの時期。今から考えただけでも憂鬱になってしまいますよね。花粉症の方にとっては、この時期には多く持っていても全く困らない花粉症対策のアイテムは、ノベルティ配布にはピッタリだと思います。この記事では花粉症とは?の基礎知識から、早めの準備で症状を軽減できる花粉症対策グッズをご紹介いたします。ぜひ春先のセールスプロモーションにお役立てください。
目次
花粉症とは
花粉症とは正式には季節性アレルギー性鼻炎と呼ばれ、代表的な症状は「鼻水」「鼻づまり」「くしゃみ」といった鼻の症状と、「涙」「充血」「目のかゆみ」といった目の症状を引き起こすことが多くあります。また花粉の種類やアレルギー反応によっては「皮膚やのどのかゆみ」「微熱」「咳やたん」「下痢や吐き気」など重い症状も出てしまうようです。
日本耳鼻咽喉科学会の「鼻アレルギーの全国疫学調査2019」によると「スギ花粉症単独の有病率は38.8%」とスギ花粉だけでも約4割の方が花粉症と言えると報告されています。
参考:鼻アレルギーの全国疫学調査2019 (1998年, 2008年との比較) : 速報―耳鼻咽喉科医およびその家族を対象として
花粉症のメカニズムとは?
それではまず、花粉症とはどのようになるのかを簡単にご説明いたします。
花粉症の原因
花粉症とは花粉に対するアレルギー反応で発生する病気です。
空気中に漂う花粉が体内に入った際、免疫機能がそれを受け入れるかどうかを判断するのですが、異物として排除しようと判断した場合、花粉を攻撃して体外に排除しようと抵抗する働きがうまれます。これがアレルギー反応でくしゃみや鼻水、涙という形で現れ、花粉が体内にある限り止まらなくなります。
引き起こす花粉の種類
日本で花粉症を引き起こす花粉は、約60種類あると言われています。
もっとも有名なのがスギの花粉、他にもヒノキやイネ、ブタクサ、ヨモギといった名前も聞いたことはあるのではないでしょうか。特にスギの花粉は東北から九州までの幅広い地域で最も多くの量を振りまいている、もはや花粉症の代名詞といっても過言ではありません。ヒノキはスギほどではないものの、飛散量は大変多くスギ花粉と併発されている方も多いです。挙げた2種には及ばないものの、イネは年間を通して花粉を飛散させ、ブタクサやヨモギは秋口に悩ませる種類となっています。
花粉症の時期やピークは?
地域によってはタイミングが異なってくるのですが、おおむね下記の時期がピークとなります。
- スギ:2月中旬~4月下旬の約2か月間がピーク
- ヒノキ:3月下旬~5月初旬の約1ヶ月半がピーク
- イネ:冬場以外はほぼ飛散し、春から夏にかけてがピーク
- ブタクサ・ヨモギ:9月~10月がピーク
また飛散量が増える気象条件は、下記のとおりです
- 晴れや曇りの日
- 湿度が低く、乾燥している日
- 日中の最高気温が高めの日
- 風が強い日
また時間帯は、午前にスギから出た花粉が都市部に届くようになるお昼前後、また舞い上がった花粉が落ちてくる日没後のタイミングも比較的多いようです。他にも雨が降った翌日も要注意です。雨の時に飛散しなかった花粉がその分大量に飛び出してしまいます。
今では天気予報アプリなどでも花粉飛散予報のコンテンツが設けられているサービスも多く、お住まいの地域によってもピークの時期に差が出てきますので、気になる方はチェックしておくといいかもしれません。
どのような人がなりやすい?
よく挙げられる例えとして「アレルギーコップ説」というものがあります。花粉症の発症となる許容量をコップに見立て、もともと持っている先天的な花粉症の要因となる因子に加え、後天的な因子、例えばストレスや食生活、ダニや花粉などのアレルゲン等、様々な要因がコップの中に蓄積され、その中身がコップからあふれ出したときに花粉症の発症となります。コップの大きさは人それぞれなので、同じような状況で生活していても花粉症になってしまう人とならない人がいるのです。
自分でできる花粉症の対策
先ほどのアレルギーコップ説でご説明した通り、単に花粉を体内に取り入れた量で花粉症になるのではなく、様々な要因が積み重なったものが花粉症の発症を引き起こします。日々の生活習慣の改善が花粉症対策に繋がることも多いですので、ぜひご参考ください。
食生活が重要
花粉症対策には、実は規則正しい食生活が有効になります。
バランスのとれた食事は免疫力の向上につながります。特に油っこい食べ物の取りすぎは、腸内の善玉菌を減らし悪玉菌を増やす原因となります。また香辛料を多く使った食べ物も鼻の粘膜を刺激し、アレルギー反応を促進させやすくなりますので注意が必要です。アルコールの摂取も抑えたほうが効果的です。アルコールを分解する際に発生するアルデヒドは、アレルギー症状のもととなるヒスタミン発生を促します。また血管を膨張させるので鼻づまりも促進させてしまいます。
また積極的に摂ったほうがいいのが乳酸菌と食物繊維になります。花粉症は免疫機能に深く関係していますので、腸内環境を整え免疫機能を正常化させる乳酸菌や、その乳酸菌に代表される善玉菌を活発化させる食物繊維の入った食事を意識して多めに摂ることは、花粉症の症状を抑えることにつながります。
日常の習慣を見直してみる
花粉症対策のため、食生活以外にも心がけておいた方がよい習慣があります。
- 帰ったら玄関前で服についた花粉を落として室内に入る
- うがいや洗顔もお忘れなく
- 室内ではこまめな掃除を心がけ、ドアやサッシはしっかりと閉め花粉の侵入を防ぐ
- 花粉シーズンは布団を外で干さず、布団乾燥機などでお手入れする
- なるべく花粉の付着を抑えるツルツルした服装で外出する
- タバコはアレルギー反応を悪化させる要因のため控える
花粉症が自然治癒することは残念ながらあまりないようですが、ごくまれに免疫の変化により改善する方もいるようです。症状があまりにも辛い方にはお薬による治療や、通院・手術による治療が効果的にはなりますが、日々の習慣を意識して改善していくことは花粉症だけでなく健康的な身体を維持していくのに役立ちそうです。ぜひ心がけてみましょう。
花粉症対策におすすめノベルティ
このように今や多くの方がお困りな花粉症ですので、花粉症対策に関連する商品を販売促進を目的に配布してみるのは大変喜ばれるノベルティとなるのではないでしょうか。特に花粉症のピークを見越した2~5月にかけてのセールスプロモーションで大好評間違いなしの販促アイテムをご紹介いたします。
基本のマスク
花粉症で最も有効的な対策は、花粉症を体内に入れないことです。花粉の飛散量が多い時期はマスクの装着は不可欠になります。またコロナ禍の中でマスク関連のアイテムも多く取り揃えておりますので、あわせてご紹介いたします。
手洗いグッズ
花粉の季節には帰宅したらすぐに手を洗い、肌についた花粉を確実に落としておきたいですね。そして手を洗う前には極力モノに触れたくないと思われる方におすすめなのが、手をかざすだけで液体石鹸がでるセンサータイプのディスペンサーです。
お掃除グッズ
手洗いだけでなく衣服に付着している花粉もしっかり落としておくと、より効果的な花粉症対策になります。ホコリがとれる粘着クリーナーは花粉を取り除くのにも使えます。またどうしてもお部屋の中に持ち込んでしまっている花粉は、日々のお掃除でしっかりきれいに取り除いておきましょう。ハンディタイプのモップならお部屋の中だけでなく、車内などでも大活躍なので、常備してこまめなお掃除をしておくとよいでしょう。
加湿器
お部屋の湿度を高く保つことも花粉症対策に繋がります。どうしても室内に持ち込まれてしまった花粉は、人が動くたびに飛散し体内に入りやすい状況になってしまいます。加湿器によって室内の湿度を上げておけば花粉が水分を含み重くなるので、花粉が飛散しづらい環境をつくることができます。
ティッシュ
直接の対策にはならないのですが、花粉症の大きな症状である鼻水やくしゃみのおかげで、ティッシュは片時も手を離せないアイテムになっています。花粉症シーズンであればいくつあっても嬉しいアイテムになりますので、ノベルティにはうってつけの商品になります。
帽子
花粉は髪の毛に付着することも多いので、外出時には帽子を被っていると花粉症対策になります。つばのある帽子だとなお効果的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。花粉症の原因となるスギやヒノキは樹齢が25~30年ほどになるとより多く花粉をとばすようになり、スギやヒノキの多くが今その樹齢を迎えているそうです。一説によると10年前の2倍の飛散量になっているのだとか。いまや国民病とよんでも差支えのない花粉症。逆に考えると花粉症対策につながるアイテムは、多数の方々がもらうと嬉しい販促品として高い効果を得ることに繋がる可能性が高いといえます。ぜひ皆様のセールスプロモーションに活用してみませんか。
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