タオルの素材や織り方を徹底解説!用途に合ったタオル選びの参考に

季節を問わず、日常生活で欠かすことのできない「タオル」ですが、様々な素材や生地、織り方があることをみなさんはご存じですか?肌触りや、吸水性、速乾性、耐久性など、生地や織り方によってそれぞれ特徴が異なります。ここでは、一般的にタオルに使用されている素材や、織り方の種類と特徴、また、用途に合わせた効果的なタオルの選び方をご紹介します。好みやライフスタイルに合ったタオルを見つけてみましょう。

代表的なタオルの素材

まずは一般的にタオルに使われることの多い素材をご紹介します。素材の特徴や性質を知っておくことで、自分のライフスタイルに合ったタオルを見つけやすくなります。

定番の「綿(コットン)」

綿(コットン)はタオルの中でも最も人気の素材です。「綿」とはアオイ科ワタ属の植物から採取できる「ワタ」からできる「木綿」を指します。綿で作られたタオルは吸水性・吸湿性に優れており、化学繊維に比べて、水分をたっぷり吸水することができます。繊維の先端が丸くなっているため肌触りがなめらかで、肌への刺激が少ないので、赤ちゃんや敏感肌の方でも安心してお使いいただけます。優しい肌触りなのでタオルだけでなく、下着や肌着などにもおすすめの素材です。しかし、吸水性・吸湿性に優れている半面、乾きづらく、生地の縮みや伸びにくさなどがデメリットと言えます。また、シワの付きやすい素材なので、乾かす際にはしっかりとシワを伸ばすなどの一手間が必要です。乾燥機を使うと縮みやシワの原因になるので、お気に入りのタオルや洋服は避けた方がいいでしょう。

  • メリット  吸水性・吸湿性・低刺激な肌ざわり
  • デメリット 乾きづらい・生地の縮み/伸びにくさ・シワになりやすい

環境や身体に優しい「オーガニックコットン」

綿の中でも2~3年以上、農薬や化学肥料を使わずに栽培する「オーガニックコットン」と呼ばれる綿があります。オーガニックコットンは認証機関に認められた農地で各国が定めた基準をクリアし、認定を受けた綿のことを言います。綿そのものに残る「残留農薬」は微量なので一般的な綿もオーガニックコットンも、あまり違いはありませんが、一般的な綿は害虫駆除のため、栽培する際にたくさんの「農薬」や「化学肥料」を使います。そのため栽培の段階で、土壌汚染や水質汚染に繋がっていると言われています。一方、オーガニックコットンは化学薬品を使わない方法で育てるため、商品を使う消費者だけでなく、栽培に関わる人々の身体や、地球環境にとても優しい素材だと言えます。
参考:日本オーガニック協会/オーガニックコットンとは

耐久性の高い「麻(リネン)」

タオルだけに限らず衣服や寝具にも使われている麻(リネン)は水に濡れると強度が上がる特徴を持っているため耐久性に優れており、吸水性も高いので水場で活躍する素材です。麻の繊維に含まれている「ペクチン」には汚れを付きにくくする性質が備わっているため、付いた汚れが落ちやすいのも魅力のひとつです。吸水性、速乾性に優れ、衛生的なのでタオルだけでなく、布巾やシーツとしても効果的に使うことができます。比較的薄い生地なので折り畳んでもかさばらずに収納できるところも麻のメリットと言えます。毛羽落ちも少ないので、食器を拭く際にも適しています。その反面、シワになりやすいので干す際にはしっかりシワを伸ばすなどの注意が必要になります。

  • メリット  吸水性・速乾性・耐久性・汚れが落ちやすい・かさばらない
  • デメリット シワになりやすい・変形しやすい

軽量で速乾性に優れた「ポリエステル」

様々な場面で活躍しているポリエステル。ポリエステルは石油由来でできた合成繊維で、速乾性に優れているので陰干しや室内干しでも素早く乾くのが特徴です。天然素材に比べると比較的安価で手に入れやすいので日常生活で活躍する素材だと言えます。しかし繊維の表面が尖っているため、強くこすると肌に刺激を与える原因となるので、赤ちゃんや敏感肌の方は使用する際に注意が必要です。

  • メリット  速乾性・安価
  • デメリット 肌への刺激がある

極細繊維の「マイクロファイバー」

マイクロファイバーは、ポリエステルやナイロンを素にした合成繊維のひとつです。マイクロファイバーの柔らかな肌触りの秘密は、髪の毛の100分の1以下しかない極細の繊維です。繊維の表面がギザギザと尖っており、その隙間に吸水される仕組みになっています。吸水性や保温性にも優れているので、タオルだけでなく、毛布や肌着など、様々なものに利用されています。繊維が細く柔らかいマイクロファイバーですが、繊維の表面がギザギザと尖っているため、ポリエステルと同様に強くこすると肌に刺激を与える原因になるので、赤ちゃんや敏感肌の方は注意して使いましょう。

タオルの生地や織り方の特徴

ここではタオルに使われることの多い生地を中心に、織り方の特徴などをまとめてご紹介します。

パイル生地

一般的にタオルに使われることの多い「パイル生地」。ループ状に糸が織り込まれており、繊維が大きいので比較的厚みのある生地です。ループ部分にクッション性、弾力性があり、軽量でふかふかした肌触りが特徴のひとつです。価格もリーズナブルなので日常使いしやすく、フェイスタオルやバスタオルなどでよく使われています。吸水性、保温性にも優れており、季節問わず使いやすい実用性があるため贈答品としてもおすすめです。デメリットとしては、ループ状になっているため、引っかかりやすく糸が飛び出す場合があるので、引っ掛かりには十分に注意が必要です。

シャーリング生地

パイル生地のループの先端をカットした状態のものです。先端をカットしたことで、パイル生地に比べてなめらかな肌触りが特徴です。先端がループ状になっていないので、引っ掛かかりを予防でき傷みにくいのも魅力のひとつです。表面は均一にカットされていますが、裏面はパイル生地の作りになっています。表面が平でなめらかなので印刷が綺麗に写ることで、デザイン性に長けた生地が多数あり、スポーツタオルとしてもよく使われています。社名やロゴなども印刷で表現できるのでノベルティとして使用する場合にもおすすめの織り方です。

ワッフル生地

表面が凸凹とした特徴的な織りになっており、お菓子のワッフルに似ていることから「ワッフル生地」と呼ばれています。さらっとした肌触りで、吸水性、速乾性にも優れているので、夏だけでなく1年中快適に使える生地です。凸凹した表面のため立体感があり、柔軟性もあるのでタオルやシーツで使われることも多く、パイル生地のように毛足が長くないので、ほつれにくいところも魅力のひとつです。しかし、フチと本体の組織や密度が違うため、洗う度に形が変形してしまうので洗濯ネットに入れるなどの対応が必要になります。

ガーゼ生地

ガーゼはゆるくひねられた糸で作られており、やわらかで肌触りの優しい生地です。化学繊維ではない綿や麻、絹などでできており、デリケートな赤ちゃんや肌の弱い方でも安心してお使いいただけます。吸水性、通気性に優れているので汗をかきやすい暑い夏でもさらっと快適に使える生地です。薄くて軽やかなので、夏のイメージが強いガーゼですが、内側に空気を留める層があるため、熱が逃げるのを防ぐ効果があり冬も暖かく使うことができます。しかし、ゆるくひねられた糸で織られているため強度が低く、ほつれや伸びなどに注意が必要です。タオルとして使用する場合には生地厚が薄いため、表面がガーゼ生地、裏面がパイル生地で作られたタオルも多数あります。

マイクロファイバー生地

上記で述べたように、マイクロファイバーはポリエステルやナイロンを原料として作られた合成繊維です。吸水性だけでなく、速乾性にも優れているので、室内干しや冬場でも素早く乾くのがメリットです。また、安価で軽量なので日常使いにおすすめです。タオルだけでなく、吸水性、速乾性を生かして、バスマットやお掃除クロス、また冬場はフリースや毛布など、様々な用途で使われることの多い万能な生地です。ただし、耐熱温度の低い繊維でできているため、乾燥機やアイロンには不向き。劣化に繋がりますので注意が必要です。

朱子織(しゅすおり)

朱子織りとは、5本以上の経糸と緯糸から織られた密度の高い生地です。パイルの浮きがほとんどなく、平らな肌ざわりで柔軟性にも長けています。「サテン生地」をイメージするとわかりやすいかもしれません。タオルに使用される朱子織は「装飾」として施されるのが一般的で、帯状に織り込まれていることが多いです。生地糸の密度も高く光沢感もあるので名入れやロゴを施すのに向いています。朱子織部分に名入れをすることによって、より高級感が出るため、お得意様へのご挨拶の贈り物や、記念品として用いられることが多いです。

ジャカード織り

ジャカード織りは、素材や色の異なる糸を使って「印刷」ではなく「織り」でデザインを表現する織り方です。印刷では出せない立体感や、タオル本来の味やあたたかみを表現できるのが特徴です。また、生地自体に色やデザインが織り込まれているので、印刷のように色褪せたり、剝がれたりする心配がありません。経糸とパイル糸の長さを変えて織り込むことで、凸凹とした段差のある、立体的なデザインを作ることもできます。風合いが魅力的なジャカード織りですが、印刷に比べて価格が高くなるので、コスト面では考慮が必要になります。

無撚糸

一般的なタオルは強度を上げるため糸をひねりながら織り合わせて作られていますが、無撚糸はひねられていない糸で作られています。そのため他の生地にはない、綿糸そのもののようなふんわりとした柔らかさや、肌触りが特徴です。しかし、ひねられていないことでほつれやすく、毛羽落ちしやすいところがデメリットと言えます。ふんわり感を長持ちさせるためには、日々のお手入に注意が必要です。

効果的なタオルの選び方

何を重視するのかで、選ぶタオルが変わってきます。ここでは重視する項目に合わせてタオル選びのポイントをご紹介します。用途に合わせて効果的なタオルを選びましょう。

吸水性・速乾性重視 ⇒ マイクロファイバー生地

吸水性や速乾性を重視したい場合は「マイクロファイバー生地」がおすすめです。軽量で扱いやすく日常でもストレスなくお使いいただけます。綿や無撚糸と比べると、肌触りのなめらかさや、肌へのやさしさには劣りますが、乾きやすく日々衛生的に使える素材です。安価なのである程度使用したら買い替えやすいところも魅力です。

耐久性 ⇒ 麻(リネン)

麻は丈夫で水に強い素材なので、耐久性を重視したい方におすすめです。麻のワッフル生地であれば凹凸があることで分厚みもでるので、しっかりとした使い心地があります。生地や織り方によって色々な風合いがあるので、好みの生地を探してみましょう。

普段使い⇒パイル生地・ワッフル生地

普段使いにはフェイスタオルやバスタオルで多く使われている「パイル生地」や、1年中快適に使える「ワッフル生地」がおすすめです。中でも麻(リネン)のワッフル生地は吸水性や速乾性に優れているので季節問わず使いやすい生地です。

肌触りの良さ ⇒ 綿・ガーゼ生地・無撚糸

綿やガーゼ、無念糸のタオルは顔を洗った後やお風呂上がりなど、デリケートな肌におすすめな素材です。無撚糸は毛羽落ちのデメリットがありますが、低刺激で肌に優しいふわふわな質感なので、赤ちゃんや肌の弱い方でも心地よくお使いいただけます。

印刷や名入れをするなら ⇒ シャーリング生地・朱子織

印刷や刺繍をあしらうのに適しているのが「シャーリング生地」や「朱子織」です。先端がカットされているシャーリング生地はスポーツタオルやキャラクタータオルに最適。また、朱子織は細かく密度が高い織り方なので、名入れをする際に高級感を持たせることができます。

ノベルティで使えるタオル

綿/パイル生地

オーガニックコットン/パイル生地

マイクロファイバー/パイル生地

マイクロファイバー/シャーリング生地

綿/ジャカード織り

まとめ

今回はタオルに使われることの多い「素材」や、それぞれの「織り方」の特徴を解説していきましたが、いかがでしたか?自分用として日常で使うだけでなく、贈り物としても選ばれることの多いタオル。ひとりひとりの生活スタイルに合わせて選ぶのも楽しいかもしれませんね。タオルは生地の素材や種類の違いだけではなく、サイズや形状も様々なので、好みや用途に合ったお気に入りのタオルを見つけてみてはいかがでしょうか。

 

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