SDGs時代に選ばれる『バンブーファイバー』とは?|注目のエコ素材をまとめて解説

近年、【SDGs(持続可能な開発目標)】【サスティナブル(持続可能)】など、環境保護に関わる言葉を耳にすることが多いのではないでしょうか。無料配布されていたプラスチック製品を有料化にするなど、日常生活でもその取り組みが広がっています。主にプラスチックの代用品として使われはじめている「エコ素材」ですが、種類や特徴を詳しく知らない方も多いのでは?そこで、本記事では「バンブーファイバー」を中心に、様々なエコ素材をまとめて解説します。

バンブーファイバーとは?

バンブーファイバーはその名の通り、竹由来で作られたエコ素材。竹の繊維を粉末状にして樹脂で固めたものが「バンブーファイバー」と言われています。竹の成長スピードは木の2~3倍と言われており、化学肥料や農薬を使わず雨水程度の水で育つため伐採後に植え直す必要がありません。また、バンブーファイバーの生産段階で二酸化炭素の排出量が少なく、有害物質が出にくいところも特徴です。更に土に埋めると分解されるため環境に配慮したエコ素材と言えます。

メリット

軽量

バンブーファイバーで作られた商品は軽量のため、小さなお子さまでも扱いやすいところがメリットのひとつです。また、軽くて持ち運びがしやすいためキャンプなどのアウトドアでも活躍します。

有害物質が含まれていない

バンブーファイバーは肥料や農薬を使わずに育った竹を使用しているため、安心して使えるエコ素材と言えます。商品の素材そのものにもこだわりたい方にとっておすすめです。

割れにくくて丈夫

プラスチックのように丈夫なところもバンブーファイバーの特徴のひとつです。うっかり落としてしまっても割れづらいため、小さなお子さまのいるご家庭でも扱いやすい素材です。

比較的安価

竹は成長スピード早く、広く栽培されていることからバンブーファイバーはエコ素材の中でも比較的安価に手に入ります。日常生活でも手にしやすい価格帯なところも魅力のひとつです。

豊富なデザイン

さらさらとしたマットな質感が特徴のバンブーファイバー商品には、柄やデザインにこだわった商品も数多くあります。お好みに合わせて選べるのもおすすめポイントです。

デメリット

環境面・使用面でメリットの多いバンブーファイバーですが、デメリットや注意点もあります。使用前に必ず取り扱い説明書を読み、適切に使用しましょう。

耐熱温度が低く、電子レンジやオーブンでは使えない

商品にもよりますが、バンブーファイバーの耐熱温度は70~100℃程度のため、陶器に比べるとかなり低めです。電子レンジやオーブンの他、食器用洗浄機も使用不可の商品が多いので注意が必要です。

冷凍すると割れやすい

耐冷温度は-20℃の商品が多いですが、冷凍すると割れやすくなり、冷蔵庫に長期間入れておくと劣化が早まります。保存容器として冷蔵庫で使用するのは避けた方がいいでしょう。

つけ置き洗いは非推奨

漂白剤や洗剤でのつけ置き洗いは劣化を早めてしまうため、非推奨。つけ置き洗いはせずにスポンジで丁寧に洗いましょう。

ノベルティで使えるバンブー商品

環境に配慮したノベルティをお探しの方におすすめのバンブー商品です。
是非参考にしてみてください。

エコ素材はバンブーファイバーだけじゃない!

上記ではバンブーファイバーについて解説しましたが、近年ではバンブーファイバーの他に、様々なエコ素材が注目を浴びています。プラスチックなどの石油系由来の原料に替わる、サスティナブルな素材をいくつかピックアップして解説します。

バイオマス素材

バイオマス素材とは、トウモロコシやサトウキビ、コーヒー豆殻、小麦くずなど…植物を使って作られた「再生可能な植物由来の原料」のことです。石油由来の原料とは違い、再生可能なため破棄後も土に返り、環境に悪影響を与えない素材と言われています。また、植物は成長過程で二酸化炭素を吸収するため、製造段階で排出したCO2が実質ゼロになる【カーボンニュートラル】であることもメリットのひとつです。

リサイクル素材

本来破棄されるものを資源として再利用したものが「リサイクル素材」です。不要になったペットボトルを再利用したものを「再生ポリエステル」「リサイクルポリエステル」と呼びます。また、ペットボトルだけでなく樹脂メーカーなどの工場で裁断の際に出る「くず」や「かけら」なども再利用されることがあります。ポリエステルやプラスチック製品などの原料である石油の使用量を減らし、CO2の削減に繋がるエコ素材です。

再生繊維

再生繊維は主に植物を原料として作られた人工の化学繊維です。天然に存在する植物由来でできており、分解され土に戻る性質を持っているため、環境にやさしい素材のひとつです。やわらかくて光沢感があり、石油由来の合成繊維と比べて吸水性に優れている特徴があります。代表的な再生繊維は「レーヨン」「リヨセル」「キュプラ」などがあげられます。

オーガニックコットン

「オーガニックコットン」とは厳格な世界基準をクリアし、認定を受けた有機栽培の綿花のことを指します。一般的なコットンは栽培の段階で大量の農薬や殺虫剤を使用するため、土壌や水質が汚染され、環境にも製造者に悪影響を及ぼしています。一方、オーガニックコットンは農薬や化学肥料を使わない環境下で認定を受け栽培されているため、商品を使う人だけでなく、栽培する人や環境にもやさしいエコ素材と言えます。

アニマルフリー素材

「ヴィーガンレザー」と呼ばれ、動物性の素材を使わずにリンゴやパイナップル、きのこなどの植物を使い本革のような質感を再現したフェイクレザーのことを指します。合皮と比較するとやや高額ではありますが、動物や環境に配慮された注目の素材です。

エコ素材を用いたノベルティ商品のご紹介

市場でも上記のようなエコ素材が広まりつつありますが、ノベルティとしてもサスティナブルを意識した商品の需要が高まっています。最後に、バイオマス素材・リサイクル素材を中心に、いくつかご紹介しますので参考にしてみてください。

まとめ

今回はバンブーファイバーをはじめとした「エコ素材」をまとめて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。世界規模で広まっている「SDGs」や「サスティナブル」ですが、ひとりひとりが意識を変えることで日々の暮らしの中に少しずつ取り入れることができます。また、ノベルティとしてもエコ商品の需要が高まっているので、企業のイメージアップも兼ねたサスティナブルな商品を選んでみてはいかがでしょうか。

 

 

丸辰へのリンクバナー

丸辰のホームページはこちら

丸辰の商品・カタログ・会社についてもっと詳しく知りたい方は、 ホームページもぜひご覧ください!

記事検索

キーワード
keyword

カテゴリー
category