コットンと綿は同じ素材なの?|コットンの魅力とともに「コットン100%」のノベルティをご紹介!

ノベルティを選定しているとき、「コットン」と表示されている商品と「綿」と表示されている商品があるということに疑問を持ったことはありませんか?この2つの表示には違いがあるのでしょうか?今回はコットンと綿の違いは何か、コットンにはどのような魅力があるか、コットン100%のノベルティなどを紹介します!

コットンと綿(めん)は同じ素材!

最初に答えが出てしまいましたが、表示名が違うだけでコットンと綿(めん)は全く同じ素材です。

消費者庁が定める家庭用品品質表示法でも、コットン素材は「綿」「コットン」「COTTON」のいずれかで表示すると定められています。

参考:繊維製品品質表示規程 | 消費者庁

コットンを日本語にしたものが「綿」であり、コットンを英語表記にしたものが「COTTON」であるというようにシンプルに捉えましょう!

コットンとは?

あおい科ワタ属である綿花から取ることのできる、種子を保護するために生えている白くふわふわした部分のことをコットンといいます。

起源には様々な説がありますが、コットンは数千年も前から世界中の人々に愛されてきた素材です。

コットンにはどんな魅力があるの?

タオルやTシャツなどに使用されているコットンは、私たちの日常生活では欠かすことのできない一番身近な天然素材です。そんなコットンの魅力、皆さんはどれほど知っていますか?

ここからはコットンの魅力をいくつか紹介していきます。

①柔らかく優しい肌触り

コットン素材といえば肌を優しく包み込んでくれるような柔らかい触り心地が人気のポイントです。

コットン繊維の毛先は丸みを帯び、肌に引っかかりにくくなっています。不快感を感じづらいため、お子様からご高齢者まで安心して使用できます。

②通気性・吸水性に優れている

コットン繊維の中は中心部が空洞になっているため、通気性がよく、化学繊維よりも沢山の水分を吸収することができます。

水分をしっかりと吸収し、速やかに放つことで汗をかいてもさらさら快適な使用感をキープできるのです。

③吸湿性が高い

高い吸湿性により水分を多く含むため、静電気が自然と放電されやすいコットン繊維。

静電気が溜まりやすい化学繊維と比べ、パチッ!とした静電気が発生しづらいため、乾燥する時期を乗り切るアイテムとしてもおすすめです。

④耐久性に優れている

以下のような点からコットンは耐久性に優れていると言われています。

・水に強い

気軽に何回も洗濯できるのでいつも衛生的に使用できます。

・熱に強い

熱に当てても変形することがないのでアイロンも問題なくかけることができます。

・虫食いされにくい

天然繊維の中では虫食いの被害に遭いにくい繊維です。

⑤一年中使用できる

「夏はすずしく、冬はあたたかい」と言われているコットン。
これは繊維の構造と深い関係があります。

コットン繊維の空洞には熱伝導性が低い(熱が伝わりづらい)空気があります。

その空気が作用し、外からの熱を遮るため夏はすずしく、体温が外に逃げないため冬はあたたかさを保つことができるのです。

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コットン取り扱い時の注意点とは?

様々な魅力があるコットンですが、取り扱いに注意が必要な場合があります。
お手入れの方法を見直し、より長く使用しましょう!

①縮みやすくしわになりやすい

洗濯すると縮みやすくしわになりやすいコットン。

縮みは洗濯のとき吸収した水分によって膨らんだ糸が乾燥すると共に元の自然な状態に戻ろうとするため発生します。つまり、コットンは他の素材よりも水分をしっかり吸収してくれるため、縮みやすいのです。

縮みを抑えるためには、脱水をしたら早めに取り出し、干す前にしっかり振りさばいて、大きいしわを取り除くということが大切です。

また、干すときは繊維の形を戻すように引っ張り伸ばし、両手で挟んで叩き、徹底的にしわを取り除きましょう。

②乾くのに時間がかかる

こちらもコットンが水分をしっかり吸収してくれるがゆえに起こる問題です。コットンは吸湿性が高い反面、蒸発するのに時間がかかるため、乾きにくい素材です。湿気が多いと雑菌が繁殖し、嫌なニオイが発生する可能性があります。

雑菌の繁殖を防ぐためには、風通しの良いところに20㎝くらいの間隔を開け、風の通り道をつくりながら干すと良いでしょう。嫌なニオイが取れない場合は、軽く煮沸してみましょう。

③色落ち・色移り・変色しやすい

コットンは染まりやすいという特徴を持っています。

染まりやすいということは、色々な染め方やカラー、デザインに挑戦しやすいです。しかし、反対に、染料を多く使っている濃い色の衣料を洗濯をすると、染料が溶け出してしまい、色落ち・色移りが発生してしまう可能性も出てきます。白色の衣料と一緒に洗濯することは避けてください。

濃い色の衣料は洗濯ネットを使用して洗濯する、濡れている状態の洗濯物は放置せずにすぐに干すということを意識すると色移りを防ぐことができるでしょう。

また、コットンは長時間日光に当てると変色してしまうことがあります。
陰に干したり、裏返して干したり、直射日光に当てない工夫をすることが大切です。

オーガニックコットンとSDGs

ここまでコットンの魅力や注意点をお伝えしてきました。
最後に覚えておくと役に立つ「オーガニックコットン」について紹介します。

通常、コットンを育てるのにはたくさんの農薬が使われています。そんな中、農薬や化学肥料の厳しい基準を2~3年以上守って育てられた綿花は「オーガニックコットン」と呼ばれています。

収穫されるコットン自体は一般的な育て方をされたものと変わりませんが、オーガニックコットンは全製造工程において地球環境や農家の方の健康を守りながら育てられた、地球にも人にも優しいコットンなのです。

※一般的な育て方をされたコットンも残留農薬は極めて少ないため、安心して使用できます。

◎オーガニックコットンの目標

  • 土壌を守る
  • 労働者の安全を守る
  • 害のある農薬や化学肥料を使わない
  • 適正価格での取引推奨
  • 不当な賃金カット禁止
  • 児童労働の禁止 …

オーガニックコットンはSDGsの目標達成にも繋がります。

参考:オーガニックコットンとは | NPO法人 | 日本オーガニックコットン協会

参考:SDGsとは? | JAPAN SDGs Action Platform | 外務省

まとめ

古くから幅広い世代の方々に愛され続けているコットン。
触り心地以外にも色々な魅力があるということを知っていただけましたでしょうか。

毎日の手洗いやアルコール消毒で荒れてしまったお肌には、優しく包み込んでくれるお肌に優しいコットンタオルがおすすめです。

どのような特徴を持った素材を使い、どのような工程を経て作られているのかということを知っておくとノベルティーの提案がきっと上手くいきます!

 

 

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